ナース in me

私が看護大学を卒業し、今までナースとして働いてきた中でのいろいろな経験や出来事、思いなどを書いていきたいなと思いブログを始めました。余談も全然ありありになると思いますが、そんなゆるいブログを読んでいただけると嬉しいです♡

注射について

こんにちは♡今回は看護師なら誰もが悩んだことがあるはずの注射、採血について書いてみようと思います(^-^)

 

私の話をすると、最初に配属された部署がICUだったので、患者さんのほぼ全員にCVカテーテルやAラインが入っていて、8割9割くらいそこから輸液や採血をしていました。

なので、末梢血管からの採血やルート確保は、血培検査の時か、単剤で投与しないといけない薬剤があったりでCVだけではルートが足りないときに末梢を確保していました。

そんな感じで、ただでさえ末梢を刺す経験が少なかったことに加え、ICUの患者さんは栄養状態が良いとは言えず四肢の浮腫が著明な方も多く…。1年生の私にはルート確保や採血がかなりの試練でした(T-T)

 

次に移動した部署は放射線センターのCT室。毎日バンバン造影CTが行われていたので、ひたすら問診→ルート確保→造影剤のセッティング→血管漏れがないか→副作用確認などに追われていました。造影剤用のルート確保なので、留置針はできれば20G、心臓の造影CTでは18G指定と、採血よりはだいぶ太めの針で痛いはずなので、できるだけ一発で確保してあげたい気持ちで頑張ってました。造影剤はかなり粘稠で量も少なくないので、高齢の方の脆弱な血管が耐えれるか=血管漏れしないか、いつもヒヤヒヤしてました。

 

次に移動した内視鏡センターでは、外来患者さんには鎮静剤を使うことがたまにしかなかった&入院患者さんは病棟からルート確保して点滴が繋がってる人が多かったので、注射の機会が少なめで1日平均1-2人くらいだったので、私の注射技術は向上せず(>_<)

 

で、転職してクリニックへ入った途端、静注、点滴、皮下注、筋注が大量で…。前の記事にも書きましたが、患者さん=お客様、的な雰囲気にのまれながら頑張りましたが、痛くないところに注射してだの、こちらが選びやすい血管ではない方の血管を指定してきたり、注射が痛いだの、内出血しただの色々言われて精神的にキツかったですね(^-^;)

 

患者さんから『私血管細いんです』って言う人の8割以上はだいたいたいして困らないんですが、本当に細い人というか血管が全然浮いてない人も1割くらいいるので、そのときはプレッシャーに負けず、よーく血管探すようにします笑 

患者さんは痛くないようにしてほしいとか、いつも採血のとき何回も刺されることがあるから一発で成功してほしいとか言う気持ちも分かるのですが、それが逆に看護師にプレッシャーを与えて緊張することを知ってほしいなぁと未だに思いますね(^-^;)

私たちも、もちろん資格と責任を持って医療の仕事をしているプロフェッショナルですが、血管や神経は皮膚の下で目視できないところに糸を通すようなものなので、絶対1回で!と圧はかけず、優しい気持ちでリラックスしといていただけると助かるなぁと思う今日この頃でした♡